沖縄の歴史・食文化

沖縄は琉球と呼ばれた時代、近接する日本・中国、マレーシア、タイなどの
東南アジア諸国などとの交易、交流により栄え、
当時鎖国状態にあった日本本土とは大きく異なる独自の文化を育んでいました。

当時の琉球の港には、薩摩(鹿児島)を経て日本本土へ輸出する泡盛(焼酎)や、
香辛料、砂糖、薬種などの物品、日本本土からは中国(清国)への交易品として
乾昆布や干鮑、いりこなどといった食材が集められており、
それら荷物の一部は琉球国内でも食されていました。

その後、琉球は沖縄県として日本へ併合、大戦を経て
アメリカによる統治などの時代を迎えましたが、その間もそれぞれの文化を吸収し、
温暖で豊かな自然環境の下、沖縄ならではの多様で固有な文化、芸能が誕生、継承されています。

琉球ガストロノミー《美ら餐》

琉球ガストロノミー《美ら餐》とは

  ガストロノミーとは食を通してその土地の文化や歴史を知る学問とされています。
近年、世界各地を旅行する取り組みの中で、その土地の食文化を体験し、楽しむガストロノミーツーリズムが盛んになっています。

『食事を通して沖縄を美味しく学んでいただきたい』

  沖縄を代表するホテルのシェフたちの創意と工夫と共に、そんな思いを込めたメニュー。

  それが「琉球ガストロノミー《美ら餐》」の取組みです。